
もし、今、のどの調子が悪いと感じているなら、今回のブログはぜひお読みください。
「病院に行ったけど、症状が良くならない」「薬をもらって真面目に使っているけど、治らない」
わからないままだと、不安やストレスが溜まって体によくありません。
少しでも早く、その悩みが解決されることを願い、誰かのお役に立てるかもしれないと思って、私の体験を書いてまいります。
咽頭乳頭腫とは
咽頭乳頭腫=読み方 いんとうにゅうとうしゅ
この病気は、ウィルスが原因でのどの粘膜(声帯のあたり)に腫瘍ができます。
腫瘍は良性で、放置しても大丈夫ですが、声帯が閉じなくなるので、声をだすことができなくなります。
腫瘍の位置や大きさによって症状が変わります。「声は出るけどかすれる」とか「声をだすのがしんどい」とか「小さな声しか出ない」など。
治療法は確立されておらず、全身麻酔して切除するしかありません。
切除しても高確率で再発するため、何度も何度も手術することになります。
私の場合は早ければ1か月、遅くても半年くらいで再発してしまうので、今のところ、次回の手術は検討中です。
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病院10軒目でようやく発見!
最初にのどの調子がおかしいなと思ってから、この病気だとわかるまで、病院を10軒もめぐりました。
鼻から細い小さなカメラを入れて、のどを診るのですが、腫瘍をなかなか見つけてもらえなかったのです。
声帯の裏や際にある腫瘍の場合、カメラに写らないこともあるそうです。
大阪にある某有名音声外来にも行きましたが、今から思うと間違った診断で全く効かない薬を渡されていました。(診断に疑問があり、薬は飲まずに捨てていましたが…)
結局、神戸にある神戸大学付属病院で「咽頭乳頭腫」と診断され、別の病院で第一回目の切除手術を受けました。
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手術するとどうなるか
腫瘍が見つかったあとは、とりあえず手術して腫瘍を切除し、組織検査をしなければいけません。
その腫瘍が、良性か悪性かを調べるためです。
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手術での入院は2泊3日です。
① 手術までに、血液検査などを済ませます。全身麻酔で行うため、説明を受け、承諾書にサインします。
② 前日の夜9時からは絶食、当日の昼頃から手術室に入ります。
③ 夕方には病室へ戻ってきて、夕食もふつうに食べてもよいです。…が全身麻酔後はかなり体がしんどいです。(個人差あり)
私の場合は、手術中に器具が口の中に当たったらしく、唇が腫れて、口の中が痛かったので、この日はっ食事は控えました。
お見舞いにもらった野菜ジュースがあったので、それだけいただいて寝ました。
④ 手術後から1カ月ほど、声を出さないでと医者から指示が出ます。その間は電話もできないので、連絡事項はメールのみ。
⑤ 1か月たつと声を出してもOKです。
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ふつうに声が出る場合もありますし、声変わりしている場合もあります。声帯の付近を触るので、声がどうなるかはやってみなければわかりません。
切除した腫瘍は、検査してくれます。良性とわかれば、ひと安心。
再発しても、良性なので、すぐに手術しなくても大丈夫です。医師と相談しながら様子をみて、ゆっくり考えることもできます。声が出にくいとか、全く出ないなど症状の困った度合で考えると良いでしょう。
ごくまれに腫瘍が大きくなって気道をふさぐとか、悪性に変わることがあるらしいので、定期的に診てもらうほうが安心です。
どうしても声が出なくて、つらいときは再び手術します。
でも、再発する人は、切ってもまた再発のおそれがあるので判断が難しいです。
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もし、のどの不調で悩んでいるなら
もし、のどの不調で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、なるべく大きな病院や良い検査機器を持っている病院へ行くことをおすすめします。
原因がわからないまま、ひとりで悩んでいるのも大変なストレスになります。
友人や知り合いに良い病院がないか尋ねてみたり、病院のホームページなどで扱ったことのある症例を調べてみるのも良いです。
私は、ほとんど病院にはいきませんが、のどの中を見るのは自分では無理なので、気になった時だけカメラで診てもらいに行っています。
腫瘍があっても、なくても、目で見ると納得できるし、気持ち的にも落ち着きます。「声が出ないのはこれ(腫瘍)のせいなんだ。しかたないな~」って思えます。無駄に悩まなくていいので、気持ちがラクになります。
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のどを悪くしないためにできること
私がこの病気になったとき、自分でも無理してるなって感じるほど体にも心にも負担がかかっていました。
体の声をきちんと聞いてあげていれば良かったのになと悔やみます。
この病気の原因となるウィルスは、どこにでもいるようなウィルスで、かかってもほとんどの人は気づかないし、何事もなく終わっています。
ですので、体の免疫力を落とさないように、のどを酷使しないように気を付ければ、ある程度この病気は防げるのではないでしょうか。
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①きちんと休む!
これ、とっても大事です。どんな病気もよせつけません。
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②のどを使いすぎない
のどの粘膜の表面に傷などができると、そこからウィルスが侵入します。
のどを酷使しないで、使いすぎたら休めましょう。
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③のどの保湿・保温
特に冬場は、「保湿・保温」をしっかり行いましょう。
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④声を出すことを「イヤ」と絶対に思ってはいけません
これ、重要。
ちょっとオカルトっぽいのですが、体ってすごく正直なんです。
「〇〇したくないな~」なんて思っていたら、本当にそうなります。
私の場合は人づきあいが苦手だったのとラジオの仕事があまりにも負担でした。
声が出なくなって悲しかったけど、人と会わなくてよくなったことと、ラジオをやめたことは、正直言ってホッとしました。
心が、もう限界だったんだと思います。
だから、それが体にでて病気となって表れたのでしょう。
ストレスで起こる失声や難聴も同じです。
みんなの前でプレゼンいやだな~とか、スピーチいやだな~とか、〇〇さんとしゃべりたくないなとか、上司の愚痴聞くのイヤだなとか、○○さんうるさいし面白くないし話聞きたくないなとか、ありますよね。
普通によくあるんですけど、それが積もり積もってくると体が拒否しちゃうんですよ。
だから、そうなる前に自分で気づいて対処しないといけません。
もっと自分をいたわってあげれば良かったなと今は大変後悔しています。
みなさんには、そうなってほしくないなって本当に思います。
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