

先日から、みのりん手話単語集(YouTube)で、「災害・防災に関する手話」の動画を製作しております。
そこで、「豪雨」と「大雨」について調べておりましたら、言葉は違うのに手話は同じなことに「え?同じでいいの?」と疑問になりました。
(※もしかしたら、違う手話を使う地域もあるかもしれませんが…。もし、「大雨と豪雨の手話、ちがうよ」という方がいらっしゃいましたら、コメントください。手話教えていただけると嬉しいです。)
それで、言葉の意味を調べてみました。
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大雨と豪雨の違い
【大雨は…】
大雨警報が出るほど、激しい雨を指します。
警報の基準は地域により違うため、一般的な明確な基準はありません。
【豪雨は…】
災害・被害がでるほどの激しい雨。
ですが、降ってみないと災害・被害が出るかわからないので、 予報では豪雨という言葉は出ません。
「豪雨警報」というのはないのです。
災害や被害が出たあとに、◯◯豪雨などと呼ばれます。
天気予報で「豪雨」という言葉が使われるのは、 「◯◯豪雨に匹敵するほどの大雨が予想されます」と言う使い方をします。
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【英語では…】
大雨・豪雨=Heavy rain
どちらも同じ表現です。
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手話単語 「大雨」・「豪雨」
参考:NHKみんなの手話/すぐに使える手話パーフェクト辞典/すぐに使える手話基本単語辞典/他
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手話を学ぶ皆さんに知っておいてほしいこと
★手話表現は「1つの日本語」に対して「1つの手話」ではなく手話の表現はいろいろある。地域や年齢によって異なる。音声の話し言葉でも同じです。
★「日本手話」と「日本語対応手話」について
全日本ろうあ連盟 » 手話言語に関する見解 (jfd.or.jp)
「日本手話」、「日本語対応手話」と分け、そのことにより聞こえない人や聞こえにくい人、手話通訳者を含めた聞こえる人を分け隔てることがあってはなりません。
手話を第一言語として生活しているろう者、手話を獲得・習得しようとしている聞こえない人や聞こえにくい人、手話を使う聞こえる人など、それぞれが使う手話は様々ですが、まず、それら全てが手話であり、音声言語である日本語と同じように一つの言語であることを共通理解としていきましょう。
全日本ろうあ連盟 » 手話言語に関する見解 (jfd.or.jp)
★手話=聞こえない人の言語というイメージがとても強くありますが、私のようにのどの病気で発声・発語に障害がある人にも便利な言語です。発声・発語に困難がある方にも、心から手話をおすすめします。
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