
「予定」という手話をご存じでしょうか?
この手話は、「全国手話検定4級の基本単語」にもなっており、テキスト&DVDにも出てくる手話です。
手話単語 予定/象 って、なんだか不思議に感じませんか?
なぜ?予定とゾウが同じ手話?
…と思ったので調べてみました。
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手話の形
まず、どんな手話か想像もつかない方は動画をご覧ください。
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手話の由来
動画の中で全部話してしまっているのですが、一応、こちらにも記載しておきます。
予定の「予」という漢字、この字の旧字体をご存じでしょうか。
これは「予め」とかいて、「あらかじめ」と読みますが、昔の漢字は「豫」でした。
これで、訓読みは「あらかじめ」と読みます。
音読みは「よ・しゃ」です。
手話の由来は、「豫」の右側「象」を表したものだったのです。
こうして、由来が分かると「なるほど!」ですよね。
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日本語と手話 それぞれの利便性のちがいから?
日本語の漢字としては、左側の「予」だけが残ったのに、手話では右側の「象」が残ったって、なんだかすごく面白いですよね。
日本語の書き文字としては「予」を残したほうが画数も少なく、簡単で覚えやすいです。
でも、手話では、象のほうがみんなが知っている動物だし、表現も簡単で覚えやすかったのでしょう。
子の手話の由来、同じ日本の文化や生活などを基盤にして生きてきた、ろう者と健聴者、そこから生まれる言葉の性質の違いが感じられてとても興味深いものでした。
手話っておもしろいですね。
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子の手話の由来については、多くの書籍などでも取り上げられており、ご存じの方も多いかと思います。
今回、私が参考にした書籍は、
手話日本語辞典
ふれあいの言葉 手話入門
すぐに使える手話パーフェクト辞典 すぐに使える手話パーフェクト辞典 | ナツメ社 (natsume.co.jp)
です。
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